ゴッホ、レンブラント、フェルメール、ブリューゲル・・・
著名な画家、意外とオランダ出身。
わたくし、現代アートよりも古典的な作品が好きで、特に画家だとドラクロワ(フランス)とレンブラントが大大大すきなんです。
ルーベンスあたりもかなり好き。
そして、「旅するために生きている」と言わんばかりの私ですが、意外にもオランダは今回初上陸!
行きたい!行きたい!と思ってはいたけど、なんだろうね、機会がなくて。
今回展示会がアムステルダムということでこれはチャーンス!とばかりに日程を多めにとって美術館巡りに精を出しました。
特にレンブラントをめちゃめちゃみるぞーーーーーという意気込みで。
ちなみに私、絵に対する知識はほぼゼロ。この絵がなぜ素晴らしいのかとかよくわからない。構図とかも。
インスピレーション重視というか、絵を見て自分が何を感じるかを大事にしている派です。
だから有名でも「?」という絵もあるし、そこまで有名でもなくても涙でてきちゃうような絵もある。
天才レンブラント
レンブラントは「光と影のコントラスト」
光の描写が素晴らしいことで有名ですが、今回ほんとーにほんとーにレンブラントってすげーーーーって思いました。
レンブラントで一番有名な絵は「夜警」で、アムステルダムの国立美術館でも「夜警の間」があるぐらいですが、これはねー意外にも「ふーん」って感じだった。感動あまりなし。
ただこんなに大きい絵とは思わなんだ。
だってさーレンブラントの家で見て息をのんだこれとか
これはマウリッツハイス(たしか)でみたこれとか
のほうが「闇に浮かぶ光」の描写が素晴らしい。
ちなみにこの絵↓
の老女の手の表現ヤバないですか・・・
すごいよー
すごいよー
ちなみに何枚も残している自画像はあまり好きではない(笑)
ゴッホの苦悩
わたしゴッホは好きかって聞かれると、あんまり好きではないです。絵として。
ただ、ゴッホの絵は「すごい」とは思うの。絵から伝わる気迫がある。
今回、クレラーミュラー → ゴッホ美術館っていう順番で鑑賞。
でね、最初クレラーミュラー行ったときに、すごく「ゴッホって赤つかうなー」って気になったの。
ジャガイモにも赤!
自画像も、目はわかるが鼻筋あたりにも、洋服にも赤を使ってる!
これもカゴに赤。
なんで?なんで赤使うんだろう・・・・ってすごい気になってたのね。
そしたらゴッホ美術館で謎が溶けたんです。
ゴッホの超初期ってこれまた全然違う画風でして、
パリにわたった後、モネの点描画から影響を受けたり、当時最新の色彩科学を学び、
「補色」の概念を学んだと!!!
だからかーーー!だからところどころで赤を使うのか――――!!!!と。ガッテンいったわけです。
もうね、ゴッホの絵と人生をたどっていくと、「ヒリヒリする」という感覚しかない。
いつだって「これでいいんだろうか」と自分を疑っていたような
自分に「よし」と言えなかったような
誰かと共に過ごしたいのにいつも摩擦を起こしてしまう
彼の絵は生きている間はあまり評価されなかった事は有名ですが
どうしていつもうまくやれないのかという
彼の激しさと苦悩がいつもいつも絵からどことなく感じるのですよね・・・
特にこの絵とかさ・・(クレラーミュラー収蔵)
絵具の厚みがすごいのよ。
この絵具の厚みからゴッホのいろんな想いが伝わってくるようで、この絵の前でしばらく立ち尽くしてしまったよね。
そしてこんなに近くから写真撮れるってのが有難い!
ゴッホ美術館ではちょうど「ゴッホと日本」という特別展をやっており!なんてラッキー!
彼が買い集めていた浮世絵などの日本画からどのように影響を受けたかが映像などで紹介されていました。
ちなみにこれもゴッホ。初期のころ。
そして、私が一番好きなゴッホの絵はロンドンナショナルギャラリー収蔵のカニ。
フェルメールブルー
フェルメールはね、本人のものかどうか怪しい作品もあったりであまり作品がないんですよね。
でもね!一度は見たかったこれ!!!マウリッツハイスにて!
このみずみずしい唇の描写がすごくないですか・・・
私の中で「ぐっとくる絵」の共通点があって、それは「空気を感じる事」なんです。
絵なのに生きているような、生きている瞬間を切り取ったような、前後の風景を感じられるようなそんな絵にいつもいつも惹かれます。
まさにこの絵は、ハッとした空気を感じる絵。
絵なのに生っぽいんです。
そしてそしてこちらも有名な「牛乳を注ぐ女」は国立美術館ですが、こんなに小さいーーーーーーー!!!
にしてもこのミルクの液体の描写がすんごい・・・
フェルメールはやっぱりこの2作品が偉大です。
デルフトの眺望とかはピンとこなかった。
ちなみにマウリッツハイスには現地発着のツアーで行ったんですが、一緒になったアメリカ人カップル、マウリッツハイス「興味ないから入らない~」って!!!
うん。わかる。人それぞれだよ。人それぞれ。
でも・・・・世界でも5本の指には入るぐらい有名な絵なのに・・たぶん私が絵に興味なくても「とりあえず見ておくか」っていうレベルだと思うんだけど・・・
ほんと世の中いろんな人がいるな・・と思いましたとさ。
その他いろいろ
ロッテルダムにも行って、ボイマンス・ヴァン・ベーニンゲン美術館で「バベルの塔」もみたよー
そもそも美術館もすいてるんですが、あまりにも人がいなくて、「え。。。。これで合ってる?これがバベルの塔だよね?」ってなった。
去年日本にも来ていましたよねー(そん時はいかなかったのですが)
日本語の解説動画も流れてましたよー
これほんとーーーーーーに細かいんだけど、何で書いてるんだろうね・・・筆?つまようじ?
すごすぎ。
全然関係ないけど、鼻ライト。
草間彌生ルームもあったよー
ロッテルダム名物のキューブハウスも見に行った!
その他気になった絵たち。
この2匹の亀の・・・
顔がすごい。クッパです。
この子の着ている洋服のモフモフもすごいし、この目つきもすごい。
あと、この絵の
レースやばくない・・・
☆☆☆
私ね、絵を見ていて一つ思う事があるんだけど。
自画像を残している画家もそうじゃない画家もいるけど、絵に描かれている人物の目って画家本人の目と似てると感じるんです。
顔はそれぞれ違くとも、目だけは似てる。
自分が見た自分の「目」を絵の中に感じるんです。
だから自画像を残していない画家でも、その人の描いた絵をみると、「こういう目をしていたんだろうな」と思うんです。
とまぁこんな感じでオランダ絵画を存分に楽しみました♪
やっぱりレンブラントは偉大だった・・・・!!!
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