毎日のケアにエイジングケアを取り入れる！シワ改善有効成分をまとめてみた。

さーさー！
シワ改善の医薬部外品界隈がまたにぎやかになってきました！
ちょっとここらでまとめておきましょうね！

医薬部外品と化粧品の違いを簡単に

＜医薬部外品とは＞

厚生労働省から認可を受けた「有効成分」を規定量配合することで、一定の効果をうたうことを許可された商品（美白なら「シミ・ソバカスを防ぐ」等）
薬用化粧品とも呼ばれます。
有効成分以外にも、使用できる成分に制約があります。

メリット→
一定の効果は認められるし、それを宣伝することもできる。

デメリット→
有効成分の種類・配合量は決まっているため、同じような製品がでがち。
（独自成分で特許でおさえていたりすれば別だし、その他の添加物でも違いは出せるけど・・）
そもそも有効成分の認可に時間とお金がかかりまくる。

＜化粧品とは＞

薬事法で決められている範囲を逸脱しない限りは自由に配合成分の選定・濃度で調合できる。
ただし、効果を標ぼうすることはできない。

メリット→
これだ！と思った成分を惜しみなく配合できる！
（だからミストラルは医薬部外品にあえてせず、化粧品なのです）

デメリット→
規定量がないため、プールに一滴みたいな濃度の製品も存在してしまう。
とにかく「すこやかな肌に導きます」ぐらいしか言えない。

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これまでのシワ改善有効成分についておさらい

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ポーラさんの独自原料で日本で初めてシワ改善の有効成分として認可を受けました。
白斑事件により、なんとなく新規の医薬部外品有効成分の許認可周りがどよーんとしていましたが、やったねポーラさん！
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レチノールとはビタミンAのことです。
レチノールはもうエイジングケアの王道中の王道という成分ですが、めっちゃ安定性が悪く、化粧品製剤に入れづらいのと、ゆってもハイリスクハイリターンの成分ですので、かぶれたりとか合わない人は合わないです。
私もA反応がひどく出るタイプで無理です。

個人的には、最初「えーーーーー資生堂ともあろう会社が、え？レチノールなの！？」と正直肩透かし感を感じたのですが、めちゃくちゃ扱いづらいレチノールを安定的に配合するためにいろいろと工夫をしているということで、そこはさすがの資生堂。
むしろ、よくわからない会社のレチノール製品使うならまじで黙って資生堂のレチノール使っておけば・・と思う。
ただし私はレチノールが合わない。残念。

上記２つの成分については、許可を得ているだけあるので、シワに対して効果はあると思います。

化粧品会社としての立場からいうと、独自の研究からオリジナルの成分を作ったポーラさんはやっぱりここでは尊敬に値すると思う。

ここでコーセーも手を打ってきた！

はい。大手では3社目のシワ改善有効成分です。「リンクルナイアシン」という通称を聞いて、まさか・・・とはおもいましたけど。
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配合製品：アイピーショット　アドバンスト
全成分名：ナイアシンアミド
着目点：活性酸素・・？（リリース見る限り）

コーセーさんもなんか準備してるだろうと思っていたけど、まさかナイアシンアミドとは。
めっちゃ汎用原料（独自原料ではなくどの会社も買える原料）。
しかもSK-2のP&Gも美白の有効成分として使ってる。

ただ・・コーセーさん、「『iP.Shot アドバンスト』では『ナイアシンアミド』は脇役に近い」とも話しており、
複合成分の「iP-Solution AD」にナイアシンアミドはもちろん入っているものの、こんな感じ↓で仕上げてきています。

ナイアシンアミド（シワ改善有効成分）・コメ胚芽油・ヒキオコシエキス(1)・海藻エキス(5)・加水分解黒豆エキス・濃グリセリン

ナイアシンアミドってビタミンBなんですが、セラミドもつくるし、美白もしちゃうし、なわりに価格もお手頃（真理子比）という本当にすごい原料。

ゆっても、汎用原料だからなんならミストラルでだって２％濃度でスキンディレクションに入ってますし・・・
スキンディレクションの一番の特徴はSK-2的な酵母エキスですが、ナイアシンアミドもはいってるんですヨ♪
っていうかまぁ・・ほかにもいろいろ入ってますけどね。

最後に。
大手さんは、こういった有効成分を登録するにあたり様々な皮膚の基礎研究についての研究結果をシェアしてくださるので本当にありがたいです。
いつも勉強させていただいて、ヒントを得ております。

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