ミストラルコスメティクス
肌を変える洗顔と「守り」&「攻め」のスキンケア
美容の話

in cosmetics KOREAに行ってきたよぉううぉう!

アジアのコスメトレンドをけん引し、今となっては「K-beauty」なんて言葉もすっかり一般的になった韓国。
そんなこんなで、今回他の用事も兼ねて

incosmetics KOREAに行ってきたよ~~!!!

規模としては4月のヨーロッパよりはもちろん、日本のCITE JAPANよりもだいぶ小さいと聞いてはいたけど、CITEはね、容器屋とかOEMとかも出てるから純粋に化粧品原料だけの展示会としたらそこまで小さっ!ってほどでもないのではないかなーと。

どちらかというと、incosmeticsは私にとってはマーケティングトレンドなどを勉強しに行く場なのですが、さすがK-beautyのお膝元だけあって、mintelのセミナー&ブースがとても面白くてね!!

韓国コスメ、ベストセラーとヒット!の両ランキングは、全部写真に収めたのでまぁ見てくださいよ。

韓国コスメ、ここではスキンケアの大まかな流れ(※超ざっくり)を整理しておきましょう。
スキンケアにおいてはカタツムリと蛇毒が一世を風靡したのち、発酵とか酵母とかはあったけど、目立ったトレンドがそこまで生まれなかった韓国コスメ。

カタツムリは元々南米発祥の原料で、カタツムリ業者(?)の手が綺麗だった・・みたいなところから派生した原料だそうですが、ルーマニアあたりの化粧品でその昔配合されてなかったっけ・・・?なんて思ってたら韓国の会社が目を付けて大ブレイクし、すっかり韓国コスメのイメージに。
蛇毒は前にも説明したことあるけど、蛇の毒を模したペプチドで、表情シワを減らす成分です。成分名は「シンエイク」

そんな折、韓国のオロナイン的な位置づけの「マデカソル」つまるところ「ツボクサ」が化粧品会社によって再定義され、各社が「CICA(シカ)」という名前でもってコスメだしまくる流れに。

ちなみに申し上げますと、

タイガーハーブ
タイガーリーフ
センテラアジアチカ
マデカッソシド
アジアチコシド
ツボクサ
ゴツコラ

これ系の名前が出てきたら、もう全部ツボクサです。はい。
マデなんちゃら~とかセンテラなんちゃら~とかタイガーなんちゃら~とかね。

ちなみに、ツボクサは古くからその薬効が知られており、また高価な原料としても知られております。
高級化粧品シスレーのロングセラー乳液「エコロジカルコムパウンド」にも配合されていますが、まぁ高いよね。ツボクサといってもまぁこれまた原料グレードは様々なんだけど、

マジで~~~ほんっとに~~~~高いんだ!
当たり前だけど、精製されているほど高くて、雑味が多いほど安い。とはいえ雑味あっても高い。それがツボクサ。
そしていいやつだいたい粉の原料で溶けないから化粧品に安定的に配合するのまじ難しい。つら。

ヨーロッパだと妊娠線対策でよく聞くけど、大きな役割としては「抗炎症」で、抗炎症って一般の方が聞くと「つまんねーな」って感じかもしれないけど、人間ただ老化するだけで細胞が炎症物質をだすようになるので炎症を抑えるっていうのは、つまるところエイジングケア込みの万能薬って事なんだわ・・・
もうなんかすごい・・・!いろいろ効く・・・!っていうのがツボクサ。

で、ツボクサブームも少し落ち着いた今はというと、なんとなく「蜂的なもの」が流行ってるかな(笑)
プロポリスとかはちみつとか・・・うん・・・
ただ、案外アレルギーも出がちな成分ではあるから気をつけましょうね。まぁなんだってそうなんだけど。

あと、シートマスクは、やっぱり韓国のものはシートの材質がいいですね~
顔にピタっとつく。
韓国シートマスクに慣れてればピタっとつくなんて当たり前のようだけど、たまに日本の使うと、横からペロ~~~ンってはがれて来て、なんだこれクソっ!!って思います。ハイ。

ただ、これは手放せない・・・!というほどのシートマスクって個人的にはあまりないので、オススメ教えて!と言われても、オリーブヤングに行ってまずは1枚づつあれこれ買ってみて相性を見てくれ・・・としかいいようがないです。
まぁメディヒールのものはおおむね良好、ユニリーバに買収されたAHCのシートマスクも相場より高いけど、なかなかいいかなと思います。(細かい成分は知らんです。ごめんね)

個人的には、韓国コスメの「ブランディング力」にはやはり感服するところがあり、パッケージひとつとっても、日本だとどうしてもドラッグストア系ブランドでは「女子っぽさ」、デパートコスメでは「(無駄な)ラグジュアリー感」を全面に押し出したものが多い気がしているけど、韓国は、パッケージのデザインがスタイリッシュでシンプルなのに安っぽくなく、とても上手だなーと思っています。
(まぁ韓国もthe whooやソルファスなどの伝統的な韓方コスメのラインはラグジュアリー路線だけど)

さらには、店舗が「売るための場所」から「ブランドの世界観を伝える場所」になっている事例として取り上げられまくってるのが、tamburins

LVMHに買収されたサングラスブランドGENTLE MONSTERが仕掛けた化粧品店で、店舗はほぼアート空間。

この店舗は、ほかの化粧品会社さんとご一緒するときも必ずお連れする場所です。

ただ全体的に、衛生面での品質問題が取り沙汰されることもまだまだ多い韓国コスメ。
やっぱりお肌が弱い人は用心して臨むべきジャンルだとは思います。
私もね、カラーコスメはたくさん買うけど、スキンケアの類はあんまり買わないですから・・ハイ・・・

ということで、インコスコリアと最近の韓国コスメ事情をざっくりと。な記事でした~

余談。
こちらのペプチドの会社のブースのくせが強かったです(笑)

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