2019年、米国接触皮膚科学会(ACDS)がパラベンを「ノンアレルゲンオブザイヤー」に認定したそうです。
こちらの記事がわかりやすいです。google chromeのブラウザで読み込んで、日本語訳してもらうと読みやすいですヨ。
ノン アレルゲンですからね。
ノン!です。
アレルゲンじゃねーよということです。
古くから長きにわたって化粧品はおろか食品にまでも使われてきたパラベン。
少量で幅広い菌に効くパラベン。
私も業界には入る前までは、
パラベンって肌によくないんでしょ?
大手は安いからパラベン使ってるんでしょ?
って思ってました。
確かに、一部の人にはアレルギー反応がでるし、だから旧表示指定成分でした。
でも、業界に入っていろんな人の話を聞いていると
低濃度で~
幅広い菌に効いて~
使われてきた歴史が長く~
いうほどアレルギー性ない~
ってことで、だいたいパラベン推しなんすよ。
しまいにはパラベン以外の防腐剤売ってるメーカーですら「まぁ・・パラベンがいいよ・・ほんとは・・」とか言い出す始末。
防腐剤の役割と種類についてはこちらを見ていただく方がわかりやすいのでどうぞ。
ちなみに北米におけるパラベンミックスのパッチテストアレルギー反応陽性率が最近では0.6%と報告されていて、これは、最近報告されたメチルイソチアゾリノンや13.6%のクオタニウム15など、通常テストされている他の防腐剤アレルゲンよりも大幅に低いらしいです。
0.6%……1000人中6人。
しかもこれパラベンミックスだから、メチルパラベンとかエチルパラベンとかだけだともっと少ないかもですね。
っていうか、チアゾリノン系の防腐剤はシャンプーやボディソープのようにバスルームで使われる(カビが繁殖しやすい)製品に多く使われているんですが、香粧品の学会誌でもアレルギー報告見ない号ないね?というぐらいの強者です。
シャンプーでかぶれる‥っていう人、使ってるシャンプーがチアゾリノン系の防腐剤じゃないか一度見てみようか・・・っていうレベルです。
業界に入ってから防腐剤の事を知れば知るほど、パラベンってそんなに悪者じゃないのでは・・?という想いが強くなり、
でもでもでもでも、ヨーロッパでは鬼のように規制が始まってですね。
内分泌かく乱(ホルモンぽい作用あるんじゃないのー!?)とかまたは発がん性に関する事がわーわー言われていたんですが、それらの害の明確な証拠は科学文献に欠けており、多くの研究がそれらの安全性を確認しているということなんだけどね・・・
まぁその点もこちらに書いてある。
そもそもですね、こうやって長年議論されていることがまずもって「いいね!」って感じなんですよ。私たちからすると。
新しい原料って何かと「未知の部分」が大きいから。
私たちが新型コロナで右往左往しているのと同じように、新型とかでわからない事が多いと何が起きるかわからないというね。
なんなら今ヨーロッパってフェノキシエタノールも避けまくりだから、もうヨーロッパの原料メーカーがいろんなもんで防腐するからなんだかカオス。
でもって、パラベンとフェノキシエタノール以外での防腐が別に肌に優しいわけでもないし、さっきの話みたいに新しいもんはいろいろ未知だから、さらにカオス。
たぶんヨーロッパだって「やっぱパラベンそんな悪くないよね・・」って思ってる気がするけど、もう後にはひけなそう。
なんもしなきゃ腐るに決まってるんだから、絶対に防腐剤や防腐効果のあるものは必要。
だけどそれに相性があるよっていう話で。
食品アレルギーも持ってる人は気をつけないといけないけど、持ってない人まで特定の食品を避ける必要はないし、その方が選択肢も広がるんですけどね。
だってアレルギーじゃないのにこれらの↓食材全部避けてます!っていう人はなかなかいないけど、化粧品だとそういうことがよく起こる(旧表示指定成分不使用とかね)
ということでミストラルは、よほど革命的な防腐剤が出ない限りはパラベン(エチルパラベンとメチルパラベン)とフェノキシエタノールメインでこれからも防腐していく所存です。
とはいえヨーロッパの会社の原料たくさん使うからどうしても防腐剤がばらついちゃうんだけどね。
合わない方はごめんなさいね!
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