日本でも流行ってきました。the ordinary。
たぶん日本から一番近い実店舗はソウルですかね。
もちろん私も存じ上げておりますし、いくつか試した事もあります(韓国で購入)
さて、エイジングケアとなると、buffetがよく取り上げられていますが、こちらの美容液の中身をまず見てみましょう!(英語のものを翻訳修正したものなので完全ではないかもですが)
【全成分】水、グリセリン、ラクトコッカス発酵液、アセチルヘキサペプチド-8、ペンタペプチド-18、パルミトイルトリペプチド-1、パルミトイルテトラペプチド-7、パルミトイルトリペプチド-38、ジ酢酸ペプチドジアミノブチロイルベンジルアミド、アセチルアルギニルトリプトフィルジフェニルグリシン、ヒアルロン酸クロスポリマー、ヒアルロン酸ナトリウム、アラントイン、グリシン、アラニン、セリン、バリン、イソロイシン、プロリン、スレオニン、ヒスチジン、フェニルアラニン、アルギニン、アスパラギン酸 トレハロース、果糖、グルコース、麦芽糖、尿素、PCA、PCA、乳酸ナトリウム、クエン酸、ヒドロキシプロピルシクロデキストリン、塩化ナトリウム、水酸化ナトリウム、ブチレングリコール、ペンチレングリコール、アカシアセネガルガム、キサンタンガム、カルボマー、ポリソルベート20、PPG-26-ブテス-26、PEG-40水添ヒマシ油、エチレンジアミンジコハク酸3Na、エトキシジグリコール、安息香酸ナトリウム、カプリリルグリコール、エチルヘキシルグリセリン、フェノキシエタノール、クロルフェネシン
こちら、エイジングケア用のペプチドがたくさん入っているという事ですが、これらのペプチドが入っています↓
- アルジレリン(表情シワ)
- ロイファシル(表情シワ)
- シンエイク(表情シワ)←毒蛇様ペプチド
- マトリキシル3000(コラーゲン合成)
- マトリキシルシンセ(コラーゲン合成)
- レリスターゼ(コラーゲン合成)
え!アルジレリンなんて名前、全成分内に出てきてない!と思われた方、無理もありません。
アルジレリンはいわゆる通称名でして、例えば「AKB48」みたいなものです。長い個人名を複数名いちいち言わなくていいように原料には通称名がつけられています。
例えばペプチド名「アセチルヘキサペプチド-8」をgoogleとかでたたけば、これがアルジレリンと呼ばれるペプチドだということはすぐにわかると思います。
ミストラルを立ち上げる前の私はひたすらこうやって化粧品の裏面とパソコンを駆使して組成を勉強したものでした・・
ちなみにアルジレリンは言わずと知れた「塗るボトックス成分」ですが、このアルジレリンにさらに2つペプチドをくっつけた「SNAP-8」をEXP(現スカイフック)に採用していました。
さて今日はこのbuffet流行りのおかげで(?)「マトリキシル」というペプチド名が一般的になってきたなぁ・・と思うので、その辺のお話です。
そもそもペプチドとは・・・・
アミノ酸がいくつかくっついたもの
です。
で、ペプチドの目的は何かというと、(超ざっくりですが)
様々な反応のスイッチを押す
ために作られています。
元々、体内で行われている様々な反応を分析し、それに似た分子を設計したものがペプチドです。
当然、エイジングケアのペプチドだと
とかになってくるのですが、これをやるのが「マトリキシル」です。
さて。
ここで美容医療の話をします。
レーザー・たるみによいHIFU(ハイフ)・ひきしめによいサーマクールなどはコラーゲンが産生されて若返るみたいな事言われますが、なぜかというと、
というメカニズムです。もう一度。
皮膚に強いダメージを与えることで
↓
「やば!ヤケドした!」と皮膚をだまして
↓
傷を治すためにコラーゲンを作らせる
です。
で、この「だます」部分をやってくれるのがマトリキシルです。
マトリキシルは、「マトリカイン(マトリックス+サイトカイン<炎症シグナル>の造語)」というものを模したペプチドで、「ダメージを受けてます!助けて!」というシグナルとして皮膚内で働くのです。
マトリカイン・・・
マトリキシル・・・
ネーミングセンス良し!!
まぁ美容医療はだますというか、普通に皮膚内にやけどを起こすので、化粧品にはそこまでの威力はないですけど、とはいえペプチドもけっこうすごいでしょ♪
ちなみにマトリキシルは、セダーマ社の代表的なペプチドでちょーちょー大ヒット&ロングセラー原料ですが、実は、マトリキシルは進化しており、
マトリキシル3000
↓
マトリキシルシンセ
(旧アイパーフェクションに採用)
↓
マトリキシルモルフォミックス
(スカイフックに採用)
となってます。
モルフォミックスが最新です。
成分構成も見ておきましょうか。
セダーマ社のすごいところは、ペプチドに油の骨格をくっつけて皮膚に浸透しやすくしてるんです。(パルミトイルのところね)
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↓
↓
https://www.cosmetic-info.jp/ より
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マトリキシル3000は、もうそれはそれはウルトラ売れたペプチドです。有名外資系企業もこぞって使ってました。
たーだー、ミストラル的に成分内のポリソルベート20(界面活性剤)がNGで不採用・・・
化粧品製造とかに携わってないとこんなデータ見たことないとは思いますが、化粧品原料というのはこのあたりの有効成分じゃない「付属品」が難しいんですよ・・・
例えば防腐剤。原料を何で防腐しているかで会社のポリシーによってはすごくいい成分なのに使えない!っていうの、化粧品会社あるある。
ミストラルは防腐剤の縛りは緩いのですが、私の基準で塗りっぱなしにしたくない界面活性剤というのがありましてね。
それにあたってしまったマトリキシル3000・・・
マトリキシルシンセは前のアイパーフェクションに配合していましたが、今現在は別のペプチドに切り替え。
一番最新のモルフォミックスは、スカイフックに採用しております!
マトリキシルモルフォミックスは全世界的に品薄で、この間は半年ぐらい待たされました・・・・(泣)
表情シワのペプチドもアルジレリン+シンエイクの機能両方を持つ、ついでに言うと、buffetで出てくるロイファシルは表情シワができる過程のカルシウムチャネルのところをやるんだけど、3つのペプチドの機能全部やるMUNAPSYSっていうペプチドが入ってるから安心してね♪
もっと他のペプチドも入ってるし・・・
ミストラルは常に
最新の皮膚科学を元に!
最新&最良の原料を惜しみなく使う!
がコンセプトなのです♪
それでは!
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