日々いろいろなご相談を頂いていて、よく私がいうフレーズがあります。
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自分に合うスキンケアを見つけるということは
自分に合う人を見つける、
彼氏や旦那さん、パートナーを見つけることと同じような事。
つまり
彼氏や旦那さん・パートナーぐらい自分固有のものであるということ というのをまず理解していただく必要があります。
▶誰かがいいと言っているから自分に合うわけではない
(友達の彼氏、旦那が自分にも合うわけではない。ただ自分とタイプが似ている人の意見は参考にはなる)
▶AとBの会社のスキンケア理論、どっちが正しいの?という論点はナンセンス。正しさ関係ない。自分に合うかどうかがすべて。
(Aくん・Bくん、相性をいくら占いで相性診断したり、条件で選んでも結局会ったときのフィーリングがすべて)
こういったことを基本として理解していただきたいのですね。
〇〇さんはこう言ってました。
〇〇さんの言ってることは間違っているのでしょうか?
この商品ってどうですか?
ということを他人に聞くのは意味がなく、
やってみて自分がどう感じたか。がすべてなんです。
いかなる前例もエビデンスも所詮は他人の経験データにすぎません。
答えを持っているのは、他人ではなく、自分の肌!自分の身体!
今、ネットではいろんな情報が交錯していますよね。
成分解析だったり、お医者様のブログだったり、私のように化粧品会社を営んでいるものの情報も。
そういうのを見すぎて混乱したり、「何が正しいか」にこだわりすぎてご自身の感覚をないがしろにされている方が本当に多く散見されますので、ここはひとつ冷静になって情報を「フラットにみる」クセを付けていただきたいと思っています。
「あなたの調子がいいこと」より大事なことは何もない
物事にはメリットもデメリットもあり、化粧品成分も効果を求めれて高配合すれば合わない可能性も出てきますし、医薬品も副作用はつきものです。
つまり、万人に効く薬などはないし、
絶対に安全な化粧品もありません。(リスクの高低はある)
これは、
地球人全員の好みを叶える人間など存在しない
(全員に好かれる人はいないが、好かれやすい素質の傾向はある。)
のと同じことです。
みんなそれぞれ長所もあり、短所もあり、
その中で自分はこの人の短所は許せるな~とか、はたまた、一般的な短所が長所に感じる人もいるでしょう。
絶対に安全な化粧品も、万人に合う化粧品もありませんが、化粧品は「成分の分布」というクセとそれに裏打ちされた結果がある程度ありますので、一定の傾向と対策を練ることは可能です。
私がご相談を頂く際、まずお客様が今まで使ってきたもののなかで、「合わなかったもの」「調子がよかったもの」を伺います。
そこには一定の共通点がある場合が多く、それをもとにある程度「こういう成分は合わなそう」とか「これが足りてないのかも?」などの予測ができます。
ただ、例えば占い師のいいなりに人生設計している人などほとんどいないはずで、
結局は実際に使ってみてそれが好きか嫌いか、どう感じるか自分と向き合う事はあなたの大切な役目なんです。
コスメのお悩みを対人で例えるとほんとわかりやすいです。
〇〇を使っていて、肌がぶつぶつしてきたんですけど、やめた方がいいでしょうか?
→〇〇くんと会ってみたんだけど、全く話がかみ合わなくて・・・もう会わない方がいいかな??
とか
〇〇はいいと聞いたのに、肌が荒れて・・・続けるべきでしょうか?
→〇〇くんは友達に紹介されて、すごくいい人で合うと思うって言われたけど、どうも好きになれなくて・・・でも付き合うべき?
こう置き換えてみたらあなたはどのような判断をするでしょうか?
私はあなたの代わりに食事をしたり、トイレに行くことができないのと同じで、あなたがどう感じるかまではわかりません。
私もネットの情報も一定のアドバイスにすぎず、最終的にはすべて自分次第です。
今話題の成分だから?
○○さんがいいって言ってたから?
関係ないです!
あなたの肌に合うかどうかは別問題!
逆にどんなに他人がボロクソ言ってる商品でも、自分の肌が調子よければそれでよし!の精神で。
不安になるときはこうやって立ち返ろう
化粧品のカウンターで、お肌の状態を測ったりすることがありますね。
ミストラルの化粧品を使っていて、褒められる事が多いと言ってくださる方が圧倒的に多い反面、たまに
「自分では調子もいいし、潤っていると感じているのに、水分量が足りてないって言われました!どうしたらいいですか?」
というご相談を頂きます。
これ、まさに
ラブラブでこの人だ!と思える彼氏なのに、占い師に相性よくないって言われました・・・どうしたらいいですか?
というのと同じ状態。
こうやって例えると、自分がいいと思ってるなら気にしなくていいんじゃない?と思えると思うのですが。
元々うちの商品を気に入らなかったら不安にもならず「やっぱりな」で済むところ、「自分ではいい感じ!と思ってたのに間違ってたのかな?」というところが不安なのでしょう。でも自分ではいいと思ってるなら、それでいいのでは?むしろ、それがすべてでは?と思います。
化粧品のカウンターについては、基本的にはそれぞれのメーカーが自社製品を売るために用意しているツールという前提をまずご理解いただいた上で、
カウンターの人のいう事に一理あると思うなら一度その通りにやってみたらいいと思います。
他メーカーの測定ツール数値の上げ方を私に聞くのも何か違う気もしますし・・・
また、数値やデータは一定の効果を測るのに大事なものですが、基本的に肌に関しては見た目と感覚を最重要視しています。
数字は大事です。
でも、化粧品においては自分が改善した!とかきれいになれてる!と思える事のほうがずっと大事です。
化粧品業界に携わる者としてひとつ言いたいこと
例えば、「音楽」と言ってもいろいろなジャンルがありますね。
ロックや、ポップ、R&B、ラップ・・・
あるロックバンドが「ポップなんてクソだ」って言ったら、どうでしょうか?
人それぞれなんだからほっとけよ。
というか同じ音楽業界に携わるものとしてそれはないんじゃない?
って思いますよね?
でも今化粧品の業界ではネット上で他社の成分を羅列して批判をしたり、ただの批評家ならともかく、結局は自社製品を推すために他社をさげすむ人もいます。
デパコス、オーガニック、通販化粧品・・・・
私も他社の製品で満足できなかったから自分で化粧品を作っています。
自分の肌を自分の力で綺麗にすることに挑戦したかったのです。
ということは、
どんな化粧品会社も、少なからず「自分の肌をきれいにしたい」とか「誰かの肌をきれいにしたい」という想いから始まったのではないでしょうか。
それを他人がとやかく否定したりする権利はないし、やはりそういうことを大っぴらにネットに載せたりするのは同じ業界に身を置くものとしてルール違反ではないか?と最近強く思うのです。
ジャンルは違えど、考え方は違えど、同じ業界にいるものとして他社への一定のリスペクトは必要じゃないかなーと。
愛用しているお客様がいらっしゃる限り、その商品は誰かの役に立っているし、存在価値があります。
薬事法というしばりで言葉選びが難しく、普通にしてたらお客様に選んで頂くのが難しい現状もありますが、それでも使って実感頂ける製品づくりをしていればやっぱりお客様はついてきてくださるものと信じています。
カウンターにしろ、成分解析にしろ、全部を鵜呑みにしない。
最終的には必ず自分が決める。
自分の感覚が一番大事。
そのことを絶対に忘れないで頂きたいと思っています。
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