この度、温泉ソムリエ&分析所マスター講座を受け、晴れて温泉ソムリエマスターとなりました。
いや~その昔、温泉を顔にパシャっとかけて、むちゃくちゃ肌荒れした経験がありまして。
温泉少し敬遠気味だったんですけどね。
なんなら、年に1度はお客様へのLINEでも、「温泉を無邪気に顔にかけると肌荒れしまっせ」って注意喚起しているぐらいだったんですけど。
もう海外にも行けないし、父親いつのまにか温泉旅館のオヤジになってるし、weworkでよく話すメンバーが無類の秘湯好きっていうのもかなり影響して、とうとう泉質の勉強をすることになるとは・・・人生何があるかわかりません(笑)
そうそう、温泉は温泉法なるものにのっとって分析書が作られていますが、この温泉法、2014年に改正が行われてなんと適応症に「アトピー性皮膚炎」が追加されました。
有象無象のアトピービジネスがあふれる中、国が効果を認めたということになりますので、これは注目せざるおえない。
アトピーの原因は様々ですが、「黄色ブドウ球菌(皮膚常在菌の悪玉)を原因とする症状の改善」という意味合いらしいです。
この適応症に当てはまるのが
- 硫黄泉(イオウ)
- 酸性泉
の2つです。興味深い!!!
さて、温泉ソムリエですが。
名前のポップさから勝手にライトな感じだと思っていて、資料もA4サイズ5枚ぐらいのもんかと思ったら、こんな分厚いテキストでたまげました。
そして、ほとんどイオンの話でまたしても化学に追いかけられる私。つらい。
ひとつ進んだ分析書マスターの講座になると、「この分析書を読んで、施設にどんな設備があるとよいか」といった、もはや温泉施設コンサルできちゃうんじゃね?ぐらいの内容を勉強していきます。
このテキストで、湯量が少なく、泉温が低く、ただし加温すると成分が揮発してしまう温泉にどういった設備が向いているかを読み解く問題で
って答えたら
いいんです。いいんですけど、金がかかりますね!!!!(爆笑)
家元としてはこの泉質だと、足湯がいいかなと!!!
とマリコアントワネットを発動してしまいました。
勉強してみたら、日本の温泉大国たるや、とんでもない。
ちょっと離れたら全然違う泉質が湧き出てたり、奥が深すぎる、行きたいところ多すぎる問題。
海外に行けずとも、日本の温泉巡りで十分楽しめそうです!
最後に。
テキストの一番初めにも書いてあるんですが、
絶対的に良い温泉もない。絶対的に悪い温泉もない。
その時自分に合っている温泉が一番いい温泉
という言葉がすごく良くて。
まさに!私が!スキンケアでいつも言っているのと同じ!!
良い化粧品、悪い化粧品があるのではなく、あなたの用途やタイミング、肌質と合う化粧品があるだけ。
化粧品の中身を勉強する人が増えるのはいい事ですが、成分だけで製品のよし悪しを決めつけるのはちょっと違う。
シャンプー成分解析とかで、ラウレス硫酸Naはよくない、アミノ酸系は良い!みたいによく書かれていますけど、アミノ酸系もかゆみが出る方もいるし、洗浄力がマイルドなので整髪料しっかりつけている日には向いていなかったり、しっとり感により髪がペタっと仕上がりがち。
実は、ラウレス→アミノ酸→ラウレス→アミノ酸みたいに交互に使うのがしっくりくる人もいるはずなんです。
大切なのは、特徴を生かして使いこなすこと。どちらがいいとか悪いとかではないんですよね。
季節や、ライフスタイルによって、ベストな化粧品は違って当然。
温泉も化粧品も、よし悪しではなく、賢く使い分けできるようになるために学ぶのですよ♪
<おまけ>
珍しい含鉄泉で、海っぺりの絶景露天風呂が有名な青森「不老ふ死温泉」は2021年上半期最高の思い出!
夕陽が美しい場所なのに東北の旅でこの日だけ雨模様だったので、もっと徳を積もうと思います(涙)
温泉ソムリエ公式サイト
http://onsen-s.com/
————————————–
ミストラルのお知らせはすべてLINEで告知しています↓
「@mistralcosme」(@を忘れずに♪)で検索していただくか↓
[instagram-feed]