晴れて温泉ソムリエになった私。もう海外に行けないから、そこかしこの温泉に行きたいのはやまやまですが、調べれば調べるほど温泉が多すぎて・・
そこで昔から「湯治場」といて有名なところや、変わった泉質のところから優先順位をつけてお邪魔することに。
「湯治」というとガン患者などのイメージが私は強かったのですが、なんと皮膚疾患患者がつめかける世にも不思議な湯があると聞きつけて、北海道稚内から電車で小一時間、「豊富(とよとみ)温泉」へ。
ここ、世にも珍しい「オイル温泉」というカテゴリーで、ここ以外で入ろうとすると、アゼルバイジャンになるとか(笑)遠い。そして貴重すぎる。
石油掘れないかな~と思って掘削してたら天然ガスとともに温泉が吹き上げたそう。
皮膚病、特にアトピー・乾癬の方の湯治客が多いとのこと、お客さんは道内半分、他地方から半分、2週間ぐらい湯治にいらっしゃる方が多いんだとか・・・
豊富温泉の湯治を勧める皮膚科医もいるそう。
・・・・知りませんでした。すごい・・・・
さて、泊まったのは豊富温泉きってのオサレ宿「川島旅館」さん。
さて肝心のお湯。本当にオイルが浮いてるんですよね・・・
写真だとよくわからないけど、油膜みたいなのがあり・・・このフヨフヨしたやつも謎。こちらは貸切露天風呂です。
内湯はグレーのお湯です。同じはずなんだけど、違って見える。写真は撮れませんでした。
湯舟に入る扉を開けると、本当にガソリンスタンドみたいな?灯油みたいな?香りがするんですよ・・・
ちなみに湯舟に入って、手のひらをクンクン嗅いでも同じような香り。本当に!オイル温泉なんです!
分析表です。
含ヨウ素-ナトリウム-塩化物泉で、保湿の湯ですね。
川島旅館の図書コーナーにこんな本があったので、サラっと読んでみたところ
豊富温泉は
✓アトピーによいとされるナトリウム塩化物泉(生理食塩水に近くてしみにくい)
✓皮膚炎を鎮静化させる作用があるマグネシウムイオン濃度が高い
✓美肌効果の高いメタケイ酸多い
✓消毒効果のあるメタホウ酸多い(黄色ブドウ球菌への作用)
✓石油のタール成分が炎症を抑える効果を持つ
✓モール泉(植物由来の有機物が含まれる温泉)
が皮膚炎に良いとされている模様。
行きの送迎で、ぜひふれあいセンターの湯治用のお風呂にも入ってみてと言われたので、行ってみた。
すごいんです。開店前から人がわらわら待ってるんです!!(特に朝一が油が多いかららしい)
湯治用のお風呂は割と川島旅館に近いように感じました。湯治の方がコミュケーションとってるのを耳ダンボで聞いていて、本当に効果を感じて、何度も何度もここ豊富温泉に戻ってきて湯治を繰り返している人が多いんだ・・と学びました。
すごいぞ豊富温泉!!!
世界的に有名な湯治といえばアベンヌですが、なんとアベンヌにしか生息していない微生物などがいてそれが、抗炎症に寄与していたり、いやはや温泉って奥が深い!面白い!
日本の温泉も、もっと調べてブランディングすれば、世界に通用するテルマリズムセンターができるやも・・・などと妄想しております。
ちなみに川島旅館、リブランディングして5周年だそうで。
新鮮なバターやお野菜を使った料理がとてもおいしかったです。
とがってんな~と思った抗酸化人参のソテー。ほくほく!
Cタイプのお部屋以外は、トイレと洗面所が共同なので注意しましょう!
この記事がアトピー・乾癬などの皮膚炎で悩んでいる方のお役に立てましたら幸いです。
豊富(とよとみ)温泉について詳しくはこちら↓
https://toyotomi-onsen.com/
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